就職祝いのマナー
大学生や高校生で卒業を控えている人は、精一杯就職活動を頑張っていることでしょう。そして、厳しい就職活動を乗り越えやっとで就職が決まった人には、心からお祝いの気持ちを伝えたいものです。
■就職祝いについて
就職は社会人として新たな生活が始まる大きなイベントです。新しい一歩を歩んだ新社会人たちを温かくお祝いしてあげるためにも、就職祝いを贈りましょう。一般的には、就職祝いは身内だけのお祝いなので、家族や親戚、親しくしている友人同士で祝います。高校や大学を卒業して就職するなら卒業祝いと重なってしまいますが、どちらか一つをお祝いするなら就職祝いを優先します。
■贈る時期と表書きについて
就職が決まったら出来るだけ早めに贈ります。贈るタイミングを逃してしまって仕事が始まってからでは遅いので、仕事が始まる1週間前までに贈るように準備をしておくのがベストです。また、お祝儀袋やのし紙は紅白の蝶結びをした水引を使います。そして表には、「祝御就職」「賀社会人」「就職御祝」などと記載します。
■就職祝いの相場について
就職祝いで現金を包む際に迷ってしまうのは相場だと思います。結婚式なら広くよく知られていますが、就職祝いはあまり贈る機会がないため、いくら入れようか迷われる方もいらっしゃると思います。一般的には5,000円から30,000円位の間が相場といわれていますが、贈る相手との関係や、お付き合いの深さ、年齢によって変動します。
■贈り物を選ぶなら
就職祝いの品物には、腕時計や万年筆、定期入れなどの実用品が頻繁に選ばれていますが、大切な思い出の映像が詰まったDVDを贈ってみるのも素敵です。小学校から高校、大学生活の中で撮ってきた映像や動画の中には、VHSビデオテープに収められているものもあると思いますが、それらをすべてまとめてDVD化するのも、素敵な贈り物です。