高校生の卒業後の進路
■高校生の進路について
高校を卒業した後の進路についてある統計が出ています。高校2年生と3年生を対象にした調査によると、大学進学と答えた人が最も多く、63%程の高校生が大学へ進学希望しています。その次に多かったのが、就職、専門学校への進学、短期大学への進学の順となっており、それぞれ13.9%、13.1%、4.7%となっています。大学や短大、専門学校へ進学希望している人を見てみると、8割の高校生が進学を希望していることになります。また、進学希望者のうち、76.2%が志望校を決めていると答えています。
■志望校を決めた理由
進学希望で志望校を決めている高校生に対して、志望校を決めた理由についてアンケートを採ったところ、「仕事に役立つ技術力や知識、資格を得るため」と答えた高校生が65.7%で一番多い人数となっており、どちらかといえば女子学生の方がそのように答えた人が多いようです。また、「専門的な知識を身につけたい」「興味のある分野に取り組んでみたい」「学歴があると将来に有利になるから」という答えも多数あります。
■大学と専門学校について
文部科学省によると、近年は専門学校への進学率が上昇しているようです。専門学校はある職業に必要な技術や知識、資格を身につけられ卒業後は即戦力として働ける、今の就職難でも大学よりも高い就職率を保っているということで、高校生の進路の候補として人気が出てきています。しかし、依然に大卒でないと就けない仕事があることや、収入や安定した雇用が見込めるということで、大学進学にも魅力があります。